プライベート・マーケット・セカンダリー戦略において150億ドル以上を調達

  • 1988年からセカンダリー市場をリードしてきた実績をもとに、ヴィンテージ IX 戦略(142億ドル、約2兆円) と初のヴィンテージ・インフラストラクチャー・パートナーズ 戦略(10億ドル、約1,450億円)が最終クローズ

  • 資金調達は当初の目標を上回り、世界中の多様な機関投資家や富裕層投資家からの強い関心を集めた

     

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、プライベート市場のセカンダリー戦略である、ヴィンテージIX戦略およびヴィンテージ・インフラストラクチャー・パートナーズ戦略の最終クローズを発表しました。

ヴィンテージ戦略は、プライベート市場のLP投資家やGPファンドマネージャーに流動性ソリューションを提供するシリーズで、ゴールドマン・サックスのオルタナティブ・フランチャイズの主力戦略であり、1998年以来セカンダリー分野の代表的戦略となっており、2023年6月30日時点で450億ドル(約6兆5千億円)を超える運用残高を有します。

ヴィンテージIX戦略はゴールドマン・サックスによるプライベートエクイティのセカンダリー戦略の9号目であり、ヴィンテージ戦略の中でも最大規模となります。世界中の多様な機関投資家や富裕層、そしてゴールドマン・サックスの従業員からの142億ドルのエクイティ・コミットメントにより、資金調達目標を上回って最終クローズしました。前号のヴィンテージ VIII戦略 は、2020 年に 103 億ドルのコミットメントで最終クローズしています。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのセカンダリー戦略グローバル責任者ハロルド・ホープ氏は、「既存投資家と新規投資家の両方からの支援に深く感謝しています。この資本に加えてコミットメント済みの共同投資資本も調達しました。これにより、市場における最大規模の取引を含む様々な投資機会を追求することができるようになります。この資本を活用して、一貫した差別化されたプライベートエクイティのリターンを投資家にご提供することに尽力します」

「私たちはセカンダリー市場の転換点にいます。セカンダリーから価値を引き出す方法はかつてないほど多くあり、この市場で長期的な勝者となるのは、市場全体をナビゲートし、取引タイプやストラクチャーごとに相対的な価値を比較検討できる買い手だと考えています」

資金調達の成功は、チームの25年間の実績が認められたこと、そしてセカンダリーでの魅力的な市場機会を反映していると考えます。つまり、多くの世界的金融機関によるプライベート市場への過度な資金配分や、ポートフォリオ内での流動性の追求を背景に、流動性へのニーズが高まっているということです。

伝統的LP主導型セカンダリー取引と非伝統的なセカンダリーソリューション(継続投資ビークルや優先株式を含む)の双方における長年の経験と、ゴールドマン・サックスの幅広いリソースを活用した投資案件のソーシング、評価、執行能力が、当社のセカンダリーチームの大きな強みとなっています。

ヴィンテージ・インフラストラクチャー・パートナーズ戦略は、既存のヴィンテージ戦略プラットフォームでのインフラセカンダリーへの15年間の投資実績をベースに、約10億ドルのエクイティコミットメントを調達しました。本戦略は、拡大するインフラセカンダリー市場への投資に特化したゴールドマン・サックス初のコミングル戦略となりました。

ホープ 氏は次のように述べています。「ヴィンテージ・インフラストラクチャー・パートナーズ戦略は当社のプラットフォームの延長線上にあり、このマーケットの成長とチャンスを牽引し続ける追い風に私たちは力づけられています。専用のインフラセカンダリーキャピタルをもとに、あらゆるプライベート投資において流動性オプションを求める投資家やマネージャーにとって、私たちはより完全なソリューションプロバイダーでありたいと考えています」

チームのインフラセカンダリーのソーシングは 2021 年から 2022 年にかけて 40% 以上増加し、2023 年には半年間で過去最高にまで達しました。

 

お問い合わせ:

ゴールドマン・サックス証券 コーポレート・コミュニケーションズ
03-6437-1648

 

本文は英語原文の一部を翻訳したものです。本文と原文に相違がある場合には、英語の原文が優先します。